知らないと危険?! LINEのブロック率を下げるセグメント配信とは?
・自社のLINE公式アカウントをさらに活用してもっと広めたい方
・LINE公式アカウントのブロック率を下げたい方
・セグメント配信の使い方がいまいちわからない方
この記事ではそんな方にLINE公式アカウントのセグメント配信の上手な使い方などを紹介していきます!
目次
LINE公式アカウントのセグメント配信とは?
まず、セグメント配信とはなんなのか確認していきましょう!
セグメント配信:ユーザーをセグメントごとに仕分けて、それぞれに適切なメッセージを配信すること。
ちなみに、「セグメント」とは、マーケティングで用いられる言葉で、簡単に言えば顧客を特定の属性でグループ分けすることを指します。例えば、「東京在住」「30代男性」「購入履歴あり」などの特定の条件に基づいてユーザーを仕分けることを指します。
セグメントごとに配信することで、関西在住の人に関東の店舗の情報を送ったり、女性向けのクーポンを男性にも送るなどのメッセージが適切ではないユーザーに届く可能性が少なくなります。
次はなぜセグメント配信が重要となるのか深く見ていきましょう!
間違ったセグメントは命取り!セグメント配信の重要性について
LINE公式アカウントは友だち追加が容易であるため、ブロックされる可能性が高いという特徴があります。一般的なブロック率は業種によって異なりますが、20〜30%と言われています。
複数回にわたり自分に関係のない情報や興味のない情報が受信されると、メッセージの受信が煩わしく感じられ、これがブロックにつながる可能性があります。
友だちを獲得しても、ブロックされてしまうと元も子もないないですよね、、
この問題はセグメント配信の導入で解決できます!
特定のセグメントにのみ情報を配信することで、友だちに関係のない情報を送信しないようにし、ブロックを回避することができます。
ここでとても重要になるのが、このセグメントをどのように行うかであります。
次の欄でどのようにセグメントを行い、どのような配信を行えばユーザー顧客の属性や興味に合わせてメッセージを配信することで、メッセージ受け取り手の興味と配信内容のギャップを減らし、より効果的なマーケティングを行うことができるのかみていきましょう!
LINE公式アカウントの“絞り込み”機能について
LINE公式アカウントでは「属性」と「オーディエンス」の2つの絞り込み機能を利用することができます。この2つは併用して配信を行うことが可能なので、よりユーザーの興味関心度に合わせたセグメント配信が行えます。
「属性」
LINE公式アカウントには、5つの「属性」が用意されています。これは自動的にユーザーを属性ごとに分類分けしてしてくれ、その属性ごとにセグメント配信を行うことが可能です。
友だち期間
6日以下
7日~29日
30日~89日
90日~179日
180日~364日
365日以上
性別
男性
女性
年齢
14歳以下
15~19歳
20~24歳
25~29歳
30~34歳
35~39歳
40~44歳
45~49歳
50歳以上
OS
Android
ios
エリア
47都道府県
北海道
東北地方
関東地方
甲信越
北陸地方
東海地方
関西地方
中国地方
四国地方
九州地方
沖縄地方
「オーディエンス」
「属性」のデモグラフィック情報による絞り込みではなく、条件を設定しそのユーザーに対してのメッセージ配信も行うことができます。
その条件の設定方法を解説していきます!
ユーザーIDアップロードによるセグメント
ユーザーIDをアップロードして、TXTやCSV形式のファイルを使用してオーディエンスを作成することができます。LINEのユーザーはそれぞれ独自の「ユーザーID」を持っており、これを特定のセグメントの対象としたい場合、ユーザーIDをXTやCSV形式のファイルにまとめてアップロードします。このプロセスには「Messaging API」を使用してユーザーIDを取得する必要があります。
クリックターゲティング
「過去のメッセージでリンクをクリックしたユーザー」を対象とするオーディエンスを作成します。クリックリターゲティングを選択すると、過去60日以内に配信されたメッセージからリストが表示されます。このリストから特定のURLを選択し、それを対象にしてオーディエンスを構築します。オーディエンスのサイズが50以上である必要があり、これを利用して新たな配信を行います。
インプレッションリターゲティング
「過去のメッセージを開封したユーザー」を対象にするオーディエンスを作成します。 クリックリターゲティングと同様に、インプレッションリターゲティングを選択すると、過去60日以内に配信されたメッセージのリストが表示されます。 このリストから特定のメッセージを選択し、それを対象にしてオーディエンスを構築します。 オーディエンスのサイズが50以上である必要があり、これを使用して新しい配信を行います。
チャットタグオーディエンス
「チャットタグ」を対象としたオーディエンスを作成します。 チャットタグは、ユーザーとのチャットに対して、運用者が自由に付与して管理できるタグで自由度が高い絞り込み機能です。 このチャットタグを使用して、特定のタグが付与されたユーザーを対象にしたメッセージ配信を行います。
追加経路オーディエンス
「特定のルートで友だち追加したユーザー」を対象とするオーディエンスを作成します。 対象期間を指定して検索を行うと、その期間内に特定のルートで追加されたユーザーの一覧が表示されます。 期間は2020年3月15日以降を選択できますが、「その他」のルートは対象外です。 オーディエンスのサイズが50以上である必要があり、これを使用して新しい配信を行います。
ウェブトラフィックオーディエンス
LINE Tagのトラッキング情報を基にしたオーディエンスを作成します。 LINE Tagは、LINE広告の配信効果を可視化するためなどに使用されるタグであり、これを設定することでユーザーの行動を計測し、オーディエンスリストを作成できます。 オーディエンスのサイズが50以上である必要があり、これを使用して新しい配信を行います。
上記の方法でユーザーをセグメントに分けて、それぞれの興味関心にあったメッセージを配信することができます!
まとめ
今回はLINE公式アカウントにおけるセグメント配信の重要性と設定方法について解説してきました。
LINE公式アカウントのブロック率が高くて困っていた方や、どのように初めていいかわからなかった人も少し道筋が見えてきたかと思います。
まだ「セグメント配信難しいな、、」と思ってしまった方も次回の記事でさらに詳しくどのようなメッセージを送ればいいかなどのコツを深掘りしていくのでコチラからぜひ読んでください!