ホテル業界でのLINE会員管理の必要性とメリットを事例と共に紹介!
ホテル業界は常に競争が激しく、顧客の期待は上がり続けています。
このような状況で、ホテルは顧客との密接な関係を構築し、売上を増加させる方法を見据える必要があります。
かなりの利用率を誇るLINEはそのような課題に対処するための強力なツールとして、ますます重要視されています。
今回は、ホテル業界におけるLINE会員管理の必要性とメリットについて詳しく説明します。
目次
LINE会員管理の必要性
効率的なコミュニケーション:
ホテルと顧客との間で必要なコミュニケーションは様々です。LINEを使用することで、予約確認、チェックインプロセス、サービスのリクエストなど、顧客とのスムーズなコミュニケーションが実現できます。
新規会員獲得の容易さ:
LINEを介したオンライン登録プロセスは手軽で便利です。 ユーザーは使い慣れたLINEアカウントを使用してホテルの会員になることは簡単で、新たな会員の獲得も容易に促進できます。
既存顧客のリピート促進:
季節のおすすめスポット紹介、イベント情報、キャンペーンや割引クーポン、LINE公式アカウントへ友達登録したらドリンク1杯サービスなど、定期的に情報を配信することで、ユーザーとの接点を保ちつつ、施設利用のきっかけを作ったり、メリットを訴求することで、リピートを促進します。
メルマガの場合、他のメールに埋もれて気づかない、または迷惑メールに振り分けられていたというケースもありますが、LINEはスマホに直接通知が届くためメールよりも開封率が高くなります。興味を持ったらタップするだけのため、その後のアクションも促しやすいのがポイントです。
調査によると、LINEはメールよりも開封率が4.6倍(※1)高く、クリック率は3.3倍(※2)高いと言われています。
(出典)
※1 LINE公式アカウントを活用している企業の実績 2021年11月-2022年6月実績
※2 LINE公式アカウントを活用している企業のうち20アカウントの実績 2022年4月-2022年7月実績 ヤフー調べ
LINE公式アカウントでのクーポン配信について詳しく知りたい方はコチラから!
来店のきっかけ作りはLINEで⁈「特典配信」でリピーターを増加させるコツとは?
顧客情報の安全性:
LINE会員管理は、ユーザー情報のセキュリティを確保するための手段としても優れています。プライバシー保護と情報セキュリティが確保され、信頼性も高いです。
ホテル業界におけるLINE会員管理のメリット
特典の付与と情報提供:
LINEを活用して、特典や割引情報、イベント情報などを会員に直接提供できます。これにより、顧客は最新情報を迅速に受け取り、ホテルの特典を利用するきっかけ作りにも繋がります。
忠誠度向上:
LINE会員に対して特別な特典やリワードを提供することで、顧客の忠誠度を高めることができます。リピーターの増加は、ホテルの売上を増大させる寄与となります。
会員データの活用:
これまで取りこぼしていた顧客のデータをLINEを介して収集、分析し、個別にカスタマイズされた提案やサービスを提供できます。誕生月に限定の特典を配布したり、ユーザーの好みや要望に合わせたアプローチは、満足度向上にも繋がりますし、ホテル側にとっても施設ごとの会員情報を一元化できコスト削減にも繋がります。
フィードバック収集:
LINEを活用してユーザーからのフィードバック(口コミ)を収集し、サービスの改善に活かすことができます。不満や要望に応じることで、顧客満足度を高めることができます。
24時間対応のチャットボット:
LINEを使ってチャットボットを導入することで、ユーザーの質問や要望に24時間対応できます。カスタマーサポートの向上に努め、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。
LINE会員管理は、業界において強力なツールとなり、顧客関係を強化し、売上を増加させる新たな戦略を立てることが可能です。
ユーザー体験の向上、顧客忠誠度の増加、収益の拡大に向けて、LINE会員管理の導入は大きなメリットを実感できます。
ホテル/宿泊施設のLINE活用事例
では、LINE公式アカウントを登録し実際に活用している施設は具体的にどのような発信をされているのでしょうか。実際の例をご紹介します。
①旅館浜乃屋(京都府)
「全国支援割の延長をお知らせ」等、気にしていないと分からない情報をお届けし、宿泊動機を与える工夫が盛りだくさんです。
画像:旅館 浜乃屋 LINE Official Account
②伊香保温泉 岸権旅館(群馬県)
「自施設の売店で使用できるクーポンを発行」
LINEのクーポン作成機能を利用して館内で使えるお得なクーポンやお得な情報を発信されています。
画像:伊香保温泉 岸権旅館 LINE Official Account
③都ホテル 京都八条
友だち登録後の初回メッセージでは、ホテル内で使える初回限定ソフトドリンク無料クーポンを配布しており、ホテルを利用するきっかけ作りとして活用していることがうかがえます。
こちらのホテルはユーザーにアカウントの機能を利用してもらうという視点ではなく、あくまでも情報を受け取ってもらうというスタンスでの運用のため、リッチメニューを設ける必要はなくなります。
労力のかからないアカウント作りとして企業側のメリットの一つにもなっているため、目的に沿った活用方法を考えて運用していくことは非常に重要なポイントだと言えるのです。
画像:都ホテル 京都八条 LINE Official Account
④リーベルホテル
リーベルホテルのリッチメニューの特徴として、予約サイトへの誘導をメインにしているという点が挙げられます。
友だち登録をしたユーザーにとっては、わざわざサイトを検索してホテル・レストラン予約をするよりもLINEから簡単に予約ができる方が手間がかからないので、ストレスのないスムーズな予約が可能に。
また、タイムライン投稿(画像右)では、投稿文の最初に【LINEお友だち限定】と付けることでLINE友だち登録をすることで得られる付加価値を強調しています。
フォロワー離れを防ぐためにも、定期的にユーザーにメリットを与える施策も重要となっています。
画像:リーベルホテル LINE Official Account
⑤スパ&ホテル 舞浜ユーラシア
こちらのホテルの友だち登録後の初回のメッセージ配信では、館内で利用できる500円クーポンを配布しており、LINE友だち登録をすることでしか得られないメリットを感じさせるものとなっています。
LINE公式アカウントのリッチメニューを活用して他のSNSとの連携を上手く行っていることが分かります。
SNSアカウント運用において、「情報にアクセスしやすいこと」や「情報が簡潔にまとめられていること」はユーザーが理解しやすいアカウント作りには大切な要素です。
LINE、Twitter、Instagramそれぞれでしか得られない情報を使い分けて発信し、一つ一つのSNSで情報が簡潔にまとまっている上で上手く連携を取れる点は、理想の運用方法としてぜひ参考にしたいポイントです。
画像:スパ&ホテル 舞浜ユーラシア LINE Official Account
LINE以外のSNSでの集客方法について詳しく知りたい方はコチラから!
知らないで運用は損!各SNSの特徴や“広告”との違い、集客に繋げる方法まで解説!!
まとめ
今回は、ホテル業界におけるLINEの必要性やメリットを事例と共にご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
誰もがパソコンやデバイス端末を持っている現代において、LINEの活用方法によっては集客や売上を大きく伸ばすことも大いに期待できます。
目的や状況に沿ってリッチメニュー・LINEの機能・タイムライン投稿などを工夫して友だち登録者数を伸ばしていきましょう。
ぜひ本記事を参考に、LINE公式アカウントを活用したマーケティング施策を検討されてみてはいかがでしょうか。