早分かり!飲食店のリピーターを効率よく増やす施策とは?
飲食店の集客の施策と言えば何を思い浮かべますか?
今でも直接声をかけてお客さんを捕まえたり、DM(メール)等で定期的に情報を届けていたりといった方法はよくある施策かと思います。
今回は飲食業界で、他にどのような集客の方法があるのか、そして現代ならではの効率的にリピーターを増やす方法まで紹介していきます!
目次
飲食店集客における課題とは?!
まずは、飲食店での集客についてどのような課題があるのでしょうか?最初に、大きな課題を3つ紹介していきます。
①認知
店舗を持つ飲食店の課題としてまず挙げられるのが、お店の認知度でしょう。
どれだけ味が好評であっても、内装が魅力的だとしてもまずは知ってもらうところからはじまります。最近では検索する文化は少なくなり、SNSで店舗を知る人も多いようです。
②情報発信
2つ目は、効果的な情報発信です。
お店にはそれぞれ強みと弱みがあり、性別や年齢、職業などターゲットは様々です。
情報発信の方法としてビラ配りやポスターなど従来のアナログな方法とホームページやSNSの運用などを利用するデジタルな方法があります。
それぞれターゲットによって使い分ける必要性があります。
③客層や利用シーンの変化
3つ目は、顧客や利用シーンの変化です。
2020年のコロナショック以降、様々な生活習慣やニーズが変化してきました。このような日常生活の変化から飲食店だけではなく、どのビジネスも柔軟に対応する必要が出てきました。
しかしこれは悲観することではなくむしろチャンスともとれるので、どのようにリピーターを増やしていけばいいのか、以下に紹介していきます。
アナログの施策
ではまず、従来の施策についてみていきましょう。
①チラシ・ビラ配り
従来のよくある飲食店の利用客を増やす方法として、まずチラシが思い浮かぶでしょう。チラシによる集客方法は地域性の高い集客方法で、多くのターゲット層に有効です。
近隣の住民のポストに投函することで周辺にいる人にアプローチすることができ、「新しくこんなお店ができたのか」と認知してもらうことができます。
また投函するだけではなく店頭でビラ配りによる集客も有効的です。チラシでは宣伝できる人数が限られてしまいますが、ビラ配りにすることで即、顧客獲得を狙うことができます。
②ポスター・看板広告
ポスターや看板広告は、すべてのターゲット層において有効です。お店周辺の広告スペースを利用したり、店頭でメニューを書いたポスターを利用したり様々です。
特に看板広告では存在感が大きいことから、自動車やバイクなど通行人がお店を認識しやすくなり来店率を促すことができます。
③DM「ダイレクトメール」
既存顧客に再来店を促す方法として最適なのは、ダイレクトメールです。
大衆向けの飲食店ではあまり効果は期待できませんが、何度も来店してくださる常連様が主なターゲットになります。ダイレクトメールではお店の状況やお得な情報などを配信することで、顧客の再来店を促します。
看板広告やビラ配りと違い多少の手間がかかってしまいますが、「手書きお客様へのメッセージ」は特別感がありダイレクトメッセージの役割を最大限活用することができるでしょう。
デジタルの施策
デジタル施策では、ホームページの作成やメールマガジンなど様々な方法があります。特にここ最近で導入されているのは、SNSの運用です。今回は国内で最も利用率の高いLINEを活用したデジタル施策について紹介していきます。
LINE
LINEは家族やリアルの友達とのメッセージアプリとして多く利用されています。しかしここ最近ではビジネスの場で利用されることが多く、公式アカウントを利用した集客や販売が行われています。
では実際にLINE上でどのようなことができるのでしょうか?
予約システムの利用
LINE予約システムとは、LINEの公式アカウントから店舗の来店予約ができる機能のことです。予約受付や管理業務ができることから多くの店舗や企業で導入が進んでいます。
注意点としては、これまではチャットでの予約対応やリッチメニューからでしか予約できませんでした。しかし現在では、LINE公式アカウント内でも予約の管理と自動化が可能です。
注文方法
LINE公式アカウントを利用したデジタル施策として、セルフオーダーシステムがあります。セルフオーダーシステムは、顧客のスマートフォンや店内のタブレットからLINE上でメニューを確認し、オーダーできる機能です。
また似たような機能としてLINEモバイルオーダーがあります。LINEモバイルオーダーはテイクアウトの予約などを可能にする機能で、顧客が手軽に利用できることからリピーターを増やしたい店舗に効果的です。
ポイントの活用
次に来店ポイント機能があります。こちらは顧客が来店するたびに貯まっていき、一定数貯まったところで商品やサービスと交換することができる機能です。
来店すればするほど貯まっていくので、顧客としてもリピートする動機づけになり、購買意欲が高くなります。
LINE公式アカウントの機能としてショップカード機能というものもあり、スタンプラリーの要領で来店ポイントを利用する方法もあります。ショップカード機能と来店ポイント機能、店舗に合った方を利用するとよいでしょう。
メッセージ配信による情報発信
LINEでは友だち登録していただいたユーザーに、一斉にメッセージを送ることができます。
例えば新商品の画像やサービスの動画、クーポンの配布情報など店舗によって様々です。配信は性別や年齢、住んでいる地域を指定して配信することができるため、ターゲットに合わせたメッセージを送ることが可能です。
またLINEにはメッセージを確認するまでの時間が短いという特長があります。開封率はメールマガジンやDMの約6倍とも言われています。この即効性を活かして、当日限定のクーポンを配信するなど、 集客施策を行う企業も増えてきています。
まとめ
今回は、飲食店がリピーターを増やすための集客の方法や施策について紹介してきました。新規顧客獲得という面ではTokTokやInstagramが強いかもしれません。
しかしリピーターを増やす方法としては、なじみのあるLINEを利用した施策はとても有効的であるといえるでしょう。ポイント利用や配信内容などまだまだ工夫しがいがありそうです。
ユーザー数の多いLINEでのアプローチは、リピーター増加施策に欠かせない方法かもしれません。